3月17日に募集を開始して1ヵ月が経過し、4月19日現在128名の方にご登録いただいております。ボランティアの基本は自発性・無償性・利他性・先駆性といわれていますが、まさにこうしたボランティア精神に富んだ多くの会員が、被災者の皆様に思いを寄せ、少しでも力になりたい、自分にできる貢献をしたいという一心で登録してくださったものと思います。会長としてこれらの会員を誇りに思いますとともに、改めて心から感謝を申し上げます。
これまでの派遣実績
宮城県
1)仙台市若林区
多職種からなる「生活機能対応専門職チーム」の一員として仙台市若林区の避難所に介入しています。4月3日から4月23日までの3週間は初動のパイロット活動と位置づけ、今後の支援活動につなげるための状況把握・ニーズ把握を兼ねながら、①生活機能(特に「活動」・「参加」)の向上、②生活不活発病予防・改善を目的に被災者の支援を行ってきました。第一次パイロット活動(4月3日〜9日)に2名、第二次活動(4月9日〜16日)に3名、第三次活動(4月16日〜23日)に2名を派遣したところであり、4月23日をもってパイロット活動としては終了しますが、23日以降も引き続き毎週2名ずつボランティアを派遣して支援活動を継続してまいります。
2)気仙沼・石巻
宮城県作業療法士会が県との連携の下で、気仙沼・石巻地域に介入する支援活動に、協会からも4月15日〜22日の日程で9名のボランティアを派遣しています。気仙沼地域では、気仙沼保健事務所の担当理学療法士のマネジメント下で、在宅のリハニーズの掘り起こし、医療チームでの訪問活動などを、また石巻市では、石巻保健事務所の担当理学療法士のマネジメント下で、2つの避難所を統合する際の環境整備や牡鹿半島の被災者の状況把握などを行っています。5月以降も順次ボランティア派遣を行ってまいります。
岩手県
岩手県作業療法士会が県と多職種との連携の下で、釜石地区(釜石市・大槌町)に介入する支援活動(介護予防と生活支援)を開始しています。県士会員が主として週末(土・日)に活動を行うのに対し、平日の支援活動をつなぐために、協会からも5月から毎週2〜3名ずつのペースでボランティアを派遣することになりました。現地の支援活動では車での移動が必須ですが、多くの登録ボランティアが自家用車での現地入りに快く手を挙げてくださっています。
今後の派遣に向けて、もっと多くのボランティア登録を!
転載終わり。
以下、作業療法士協会のHPをご覧下さい。
http://www.jaot.or.jp/members/members/