rehay_jishin on Twitter リハビリ医療と東日本大地震を考える

6th ISPRM: Symposium on Rehabilitation Disaster Reliefの報告(リハ医学会より)
  

6th ISPRM: Symposium on Rehabilitation Disaster Reliefの報告

 

日本リハビリテーション医学会 

理事長 里宇明元、常任理事 上月正博

 

 

 ハリケーン・カトリーナ(2005年)、カシミール大地震(2005年)、四川大地震(2008年)、ハイチ大地震(2010年)など世界各地で大規模自然災害が発生し、大きな被害がもたらされたことを受け、国際的に、災害時におけるリハビリテーション支援に対する関心が高まっています。

 国際リハビリテーション医学会(ISPRM)ではその活動方針のひとつの柱に災害対応を掲げていますが、2011年6月12日から16日までプエルトリコのサン・ファンで開催された第6回ISPRMにおいて、Symposium on Rehabilitation Disaster Reliefが開催されました(別紙プログラム参照)。

 日本からは、東日本大震災後のリハビリテーション医学会および東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体の活動について発表が行われ、各方面から日本のリハビリテーション関係者の連携した活動を高く評価する声が寄せられました。併せて、これまでの災害では骨折、脊髄損傷、切断、頭部外傷、多発外傷など、外傷に伴う問題に対するリハビリテーション的対応が中心課題となっていましたが、今回の大震災での経験を通して生活機能低下に対する予防的リハビリテーションの重要性が初めて国際的にクローズアップされました。

 シンポジウムのあと、ISPRMのDisaster Relief Subcommitteeから里宇、上月に委員として参加することが要請され、翌6月14日に開催された委員会では、Disaster Relief Websiteの立ち上げ、Guidelineの策定、DART (disaster acute rehabilitation team)の育成とデータベース化、災害時リハビリテーションの疫学的情報に関するメタアナリシスの実施(非英語論文も含めて)、ISPO(国際義肢装具学会)、ISCoS(国際脊椎協会)、WHO、国際赤十字等との連携を行っていくことが決定されました。

 今後、被災地の復興に向けた支援活動は長期に渡ることが予想されますが、国際的な動向にも目を向けながら進めていく必要があると考えられます。

 

以下、Symposiumプログラム 


Program

 

Overview

13.30-15.50:  Scientific Session

15.50-16.10:  Poster Session

16.10-18.00:  Panel Discussion

 

Scientific Session:

Chairs: Jianan Li (China), Andrew Haig (USA), Jan Reinhardt (Switzerland)

 

13.30-13.40:  Introduction

-Jianan Li/Jan Reinhardt

 

13.40-13.52:  Medical Rehabilitation after Disasters: Why, When, How?

-Farooq Rathore (Pakistan)

 

13.52 - 14.04:  A New Rehabilitation Model for Major Disasters in Rural Areas based on                                  Experiences from the Sichuan Earthquake in China.

-Xia Zhang (China)

 

14.04-14.16:  Haiti - From a Post Earthquake Visit of one Month to a Collaboration of Five Years: Building a Rehabilitation Center for SCI Patients.

-Sibille Bühlmann (Switzerland)

 

14.16-14.28:  Faced with the Great East Japan Earthquake Disaster: What can the Japanese Association of Rehabilitation Medicine (JARM) Do?

-Meigen Liu (Japan)

 

14.28-14.40:  Discussion

 

14.40-14.46:  Rehabilitation Needs in Persons with Spinal Cord Injury in Post-earthquake Haiti

-Alexandra Rauch (Switzerland)

 

14.46-14.52:  Quality of Life and Social Function of Earthquake Survivors with Spinal Cord Injury One Year after Returning to the Community

-Xiaorong Hu (China)

 

14.52-14.58:  Training of Local Rehabilitation Services Providers: A Milestone Towards Effectiveness and Long-Term Sustainability of Post-Disaster Interventions

-Didier Demey (Belgium)

 

14.58-15.04:  Barriers and Opportunities to the Implementation of a Comprehensive Rehabilitation Strategy in Post-Earthquake Haiti

-Andree LeRoy (USA)

 

15.04-15.10:  Spinal Cord Injury Rehabilitation in Post Earthquake Haiti: Early Responses, Critical Successes and Longer Term Challenges

-Colleen O’Connell (Canada)

 

15.10-15.16:  Comprehensive Rehabilitation of Amputation Patients after Crush Injuries Sustained during the Wenchuan Earthquake 

-Hongchen He (China)

 

15.16-15.22:  Rehabilitation Disaster Relief: Value of a Regional Large Rehabilitation Institution after the Sichuan Earthquake

Zengchun Sun (China)

 

15.22-15.28:  Challenges in Rehabilitation Nursing in Natural Disasters in Third World Countries

-Christa Schwager (Switzerland)

 

15.28-15.34:  Comparison of Patient Education in Rehabilitation of Spinal Cord Injuries in Switzerland and in Low-Resourced Countries

-Karin Roth (Switzerland)

 

15.34-15.40:  Surgical and Rehabilitation Interventions in Response to the Haiti Earthquake Anthony Duttine (France)

 

15.40-15.50:  Discussion

 

 

15.50-16.10: Poster Session - Break

 

 

16.10-18.00:  Panel Discussion

Topic: How Can Rehabilitation Actors Coordinate Better in Disaster?

Chairs: John Melvin (USA), Per von Groote (Switzerland), Gunnar Grimby (Sweden)

Panelists:

Antony Duttine  BSc. PT

Rehabilitation Advocacy Officer
Handicap International – Federation (HI-F)

Peter Poetsma MSc. P-O
Regional Director - Latin America 

International Committee of the Red Cross - Special Fund for the Disabled (ICRC-SFD) 

Carolina Schiappacasse MD

President - Argentina ISPO National Member Society

Vice President (ex officio) - International Society for Prosthetics and Orthotics (ISPO)

International Society for Prosthetics and Orthotics (ISPO)

 

Stephen Muldoon

International Spinal Cord Society (ISCoS) Disaster Relief Committee

Regional Program Coordinator

Livability Ireland

 

 

 

| 学会・関連団体情報 | 07:49 | comments(0) | trackbacks(0) |
face to face 東日本大震災リハネットワーク復興支援セミナー
face to face 東日本大震災リハネットワークブログより転載。



25日(土)に行なわれた報告会、復興支援セミナーの様子をustreamアーカイブで配信中です。

内容は、以下の通りです。<外部リンク>
「いわき市と南相馬市の現状と課題」(渡部英晃:理学療法士)
「復興支援リハセミナー 〜被災者リハ支援時の初期対応ポイントおよび効率的介入のための戦略〜 」 (藤本幹雄:リハビリテーション医) 
「過去5回の支援経過報告 」(山本尚司:理学療法士)、FTF代表メッセージ

被災前からいわき市で働く渡部氏による「地震から現在までの生活・医療の変化」、急性期リハの第一人者である藤本医師が考える「被災地での効率的な診断、対処」、そして被災地へ積極的な介入を続けている山本氏によるリアルな「現地介入報告」。それぞれが第一線で見つめてきたことを伝えています。ぜひ、ご覧ください。

 
Video streaming by Ustream
他の動画はリンク先(face to face東日本大震災リハネットワーク)をご覧下さい。

| 学会・関連団体情報 | 03:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体の活動
このような情報発信をしている者の立場から言えば、ある程度転載を許して頂いた方が無駄な作業を行わなくて良いのでありがたいのですが、明確にcopyrightを主張されていますので、以下のように「要約」致します。
(それでも問題があるようなら、関係者の方はご連絡下さい。) 

「10団体」は、6月21日現在、

福島県双葉町(リステル猪苗代)
宮城県気仙沼市(ホテル観洋)
宮城県気仙沼市(ホテル観洋)

に派遣を実施しているそうです。

また、派遣希望のマッチングとして、

■2011年7月15日〜
 宮城県石巻市(桃生トレーニングセンター)
■2011年7月14日〜
 宮城県気仙沼市(ホテル観洋)
■2011年6月27日〜
 福島県双葉町(リステル猪苗代)

があるそうです。

また、派遣支援済み累積情報として、

■2011年6月15日〜
  福島県双葉町(リステル猪苗代)
■2011年6月13日〜
  宮城県気仙沼市(ホテル観洋)
■2011年6月6日〜
  宮城県石巻市(桃生トレーニングセンター)

との情報が掲載されています。

詳しくは、
をご覧下さい。

また、上記の地域で支援を考えている人などは、同会のHPをよく読んで登録など手続きを進めて下さい。

このブログは情報提供のみです。
| 学会・関連団体情報 | 02:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体のHPを発見
Google検索でようやく見つけました。

copyright 2011 東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体 All Rights Reserved.
【ご注意】 当サイトに掲載されている記事・原稿・画像などのすべての権利は当会に帰属し、著作権法上の許諾なしに無断利用・転載することはできません。


とのことですので、転載できません。

各自、ご覧下さい。発足後1か月以上経過して、ようやくその活動内容が見えてきました。

安心しました。



| 学会・関連団体情報 | 18:11 | comments(0) | trackbacks(0) |
東日本大震災リハネットワーク〜face to face〜 第4回報告会&復興支援リハセミナー

東日本大震災リハネットワーク〜face to face〜

震災関連の有志による、リハ関連支援ネットワークです。
職種、年齢に関係なく、共通するのは「想い」のみ。

第4回報告会&復興支援リハセミナー

6月25日 19:00〜21:00
場所:浦和駅下車徒歩10分 埼玉教育会館
地図:http://www.saitama-town.com/map/sa003429/
※料金:3000円 被災地支援金として使わせていただきます


<報告者内容>
�渡部PT:いわき市と南相馬市の現状と課題
�山本PT:これまで(過去5回)の支援経過報告


<復興支援リハセミナー>
担当:藤本幹雄 リハビリテーション医
�「被災者リハ支援時の初期対応のポイントと、効率的介入のための戦略」

※ユーストリームにて、動画配信します。

藤本医師は、千葉県の旭市にて震災直後より救急の現場から、避難所でのリハ指導、仮設住宅後の支援など、現在まで尽力されております。
先生の報告は、リハ医学会のホームページに掲載されております。


多数の応募が予想され、会場の定員もありますので参加希望者は、早めにご連絡
下さい。先着順とさせていただきます。


何かご不明な点などございましたら、ご連絡下さい。

shinsai.rehanetwork@gmail.com
代表 橋本大吾
| 学会・関連団体情報 | 19:38 | comments(0) | trackbacks(0) |
被災者連絡協、14日に政府へ要望書提出
キャリアブレインニュースより


  医療・介護団体で構成する「被災者健康支援連絡協議会」(代表=原中勝征・日本医師会長)は、東日本大震災の被災者の健康管理などに関する政府への要望書を6月14日に松本龍防災担当相に提出する。事務局長の横倉義武・日医副会長が13日の同協議会の会合終了後に記者団に明らかにした。

 横倉事務局長によると、要望書では、▽情報共有のための連携支援システムの構築▽被災者の継続的な健康管理▽被災地の復興へ向けた諸課題の解決策▽財政的支援−などを求める。

 今後も各団体の要望や意見を取りまとめ、7月中にも2回目の要望を政府に行う方針だ。

(以上、記事終わり)
なお、リハビリテーション医療関連10団体東日本大震災対策会議(正式名称:東日本大震災リハ支援関連10団体 総合戦略会議)は、この被災者健康支援連絡協議会」の構成団体の一つとなっています。
5月11日に発足し、リハ関連10団体がそこに加わった形です。定期的に報道されている通り、医療関係の被災地支援に関連した提言など重要な役割を担っています。
リハ関連10団体としてどのような要望や提言をしているかを知りたいところですが、議事録を含めて現在は不明です。(関係者の方は情報発信と情報共有の重要性に鑑み、ご連絡下さい。)
以下に第4回会議の次第がありました。
他の資料や情報については入りましたら掲載します。


| 学会・関連団体情報 | 03:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
宮城沿岸部の医療復興、際立つ「南北格差」- 【震災3か月】
キャリアブレインニュースより

  東日本大震災の発生から6月11日で3か月を迎えた。被災地では、がれきの撤去やライフラインの復旧が進むに連れ、地域医療の提供体制も復興しつつある。しかし、すべての被災地の医療が、順調に再生しているわけではない。甚大な被害を被った宮城県沿岸部では、南部と北部とで、医療提供体制の復興の格差が際立っている。

■医療救護26チーム、県北沿岸部で活動継続

 東日本大震災発生後、宮城県内の被災地には日本赤十字などから最大で120余りの医療救護チームが派遣され、救護所で活動したり、避難所で巡回診察したりしてきた。医療救護チームは、地域の医療提供体制が復興し始めた段階で撤収するのが普通だ。実際、宮城県内で活動するチームは6日現在、26まで減少した。

 ところが、県医療整備課によると、これら26チームはすべて、石巻市や気仙沼市など県北部の沿岸部で活動している。その背景を同課の遠藤圭主幹は次のように説明する。
 「同じ沿岸部でも、名取市や岩沼市など南部には、津波の被害を受けなかった地域に多くの病院や診療所があり、地域医療の提供体制を復興する上で重要な“足がかり”となりました。一方、石巻市より北の地域には病院や診療所がもともと少なかった上、ほとんどが津波によって大きな被害を受けました。その結果、北部では医療提供体制の復興が遅れているのです」

以下、キャリアブレインニュースをご覧下さい。




| 報道関係資料 | 02:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
東日本大震災リハビリネットワーク報告会の様子
東日本大震災リハビリネットワーク報告会(6月5日)の様子です。

リンク先は

上記リンク先には以下のような動画がリンクされています。

関連諸団体と連携しつつ、Face to Faceの個人支援をめざす団体として発足しています。

あまりにも広い被災地のニーズを拾い上げ、有効な支援を行うためには、多地域で複合的な方法論によるアプローチが大切だと思います。

つまり、multiregional and multimodal supportという考えです。

諸団体が特性を生かしながら情報を共有し、被災地のニーズに応えられるように、当ブログでは情報収集・情報共有・情報発信に努めて参ります。
| 学会・関連団体情報 | 08:22 | comments(0) | trackbacks(0) |
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会誌より
情報が遅くなり申し訳ありません。
全国回復期リハビリテーション病棟連絡協議会誌(4月号)に東日本大震災リハビリテーション支援関連10団体総合戦略会議の発足について、石川誠先生の挨拶文が掲載されています。
また、被災地の回復期リハビリ病棟の取材記事が掲載されております。
以下、同会のホームページより転載しますので、リンク先をご覧下さい。

巻頭言 東日本大震災リハ支援関連10団体 総合戦略会議の発足と活動について 【鵯】
東日本大震災 被災地の回復期リハ病棟 【鵺】
 

| 学会・関連団体情報 | 08:08 | comments(0) | trackbacks(0) |
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
前記事にて貴重な手記(6月3日付)を書いて下さった新人理学療法士の千夏さん(@cocoro0608)が昨日(6月6日)に亡くなられたとのことです。

短い一生の最期に、必死に被災地を駆け巡った千夏さんのご遺志を引き継ぎ、リハ医療関係者で力を合わせて被災地の復興を進めて参りましょう。

                        合掌
| Twitter | 06:50 | comments(1) | trackbacks(0) |
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